どうも、正月は吉野家に行ったフルバヤシです。
今年は大きな税制改正がありまして、それを今回はご紹介したいと思います。
簡単にいうと上にも書いてあるとおり”所得税が減って住民税が増える”ということなんですが、これは国から地方への税源移譲によるものです。
所得税は国税で住民税は地方税です。つまり、国税が減収となり、地方税が増収となるということです。
これにより、地方自治体によるサービスを向上させようというのが狙いのようです。
「地方でできることは地方に」という方針にもとづいたものですね。
では、具体的に税の仕組みがどのように変わるのかと申しますと、
●所得税(平成19年1月分から適用)
4段階の税率区分 → 6段階の税率区分
●住民税】(平成19年6月分から適用)
3段階の税率区分 → 一律10%
となります。
所得税は税率の区分を更に細かくすることで税収を下げ、住民税は所得に関係なく一律にすることで税収を上げるという感じになります。
で、結局これが私たちにとって増税になるのか減税になるのかですけども、基本的にはほとんど関係ありません。
というのも、この改正によると、所得額は下がり住民税は上がるということになるのですが、その額はほぼ同額となるからです。
ただし、注意したいのは、例えば2007年以降に会社を退職した場合のことです。
住民税額が上がるのは2007年度からですが、住民税額は前年度分の所得をもとに計算されますので、2007年以降に退職してそれから無収入になると、その前年度である現役時代の所得に基づき、従来より高い税率で計算された住民税が課されるということになってしまいます。
この改正により注意しておきたい事は、この一点でしょう。
特に今年は退職される方が多いですからねぇ…。
今日も、野望に燃えた瞳が紅く染まる…。
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